第二十四話 戸惑いの上洛 感想

長い間、視聴はしていても感想は書く気になれなかった自堕落赤髭でしたが、福島(石原良純)の凄絶な市松っぷりに思わず大爆笑した為、執筆を再開する事に致しました(苦笑。
やはり一昨年の大河『風林火山』のストイックな雰囲気と作り込みの濃さを比較すると、主役の妻夫木聡に今ひとつ感が否めませんが…本来であれば大河『天地人』開始前に色々と歴史痛的にはお話しておきたかった点もいくつかありますし、このブログを御覧になられた皆様に戦国歴史大河がより一層馴染みのあるものになればと思います。
それでは、皆様のお時間を少々拝借仕るッ。m9っ;・`ω・´)


■直江兼続(妻夫木聡)&上杉景勝(北村一輝)
前回から直江兼続の象徴的な一字である『』の字を掲げるようになった直江兼続ですが、何と言うか…現代嗜好な柔和な優男風味が災いしてか、今ひとつ具足姿が似合わないようです。もっとも、赤髭の嗜好とする戦国武将像は鬚髯を蓄え月代も綺麗にそり上げたいかめしいおっさん…柿崎晴家(角田信朗)とかなので、その辺は趣味も分かれるところですが…。

一方、上杉景勝の寡黙で気難しい面を演じきっている北村一輝は赤髭的には絶妙だなと感じていたりします。常に眉間から消えない深い皺、上杉謙信への偶像的な崇拝などは今まで語られてきた上杉景勝像とはそう逸脱した感も無く、型破りではない…言ってみれば『戦国歴史痛的イメージな』、騒乱と闘争の絶えなかった古き良き戦国時代の面影を強く残す、良い意味での田舎武者っぷりが良く表現されている様に感じました。

耳鳴りに悩まされ、とうとう倒れてしまいましたが…『軍神』の後継者としての矜持が、成り上がり者の羽柴秀吉(笹野高史)に屈してしまったという現実を受諾出来ないでいる様が、言葉少ない役柄ながら十二分に感じられました。

歴史上での上杉景勝も、ストイックなエピソードを数多く持つ人物なので、遅ればせながら少しづつでも与太話せていけばと思います。

■羽柴秀吉(笹野高史)&徳川家康(松方弘樹)
そんな若くて清涼感のある、清清しい青年武将二人と好対照を成すのが、老獪で海千山千の艱難を越えてきた熟練の戦国武将であるこの二人です。
どちらも典型的な敵役としての秀吉&家康像を演じきっていますが、信長死後の戦国時代、安土桃山時代はこのサルとタヌキの絶妙な化かし合いが牽引していったと言っても過言ではありません。

おいおい詳しく話していこうかとは考えていますが、応仁の乱に端を発し数多くの戦国武将達、綺羅星の如く英雄達を輩出してきた、大河『風林火山』で語られた戦国時代と、信長台頭後から秀吉、そして徳川家康へと天下の趨勢が流れていった『天地人』での戦国時代では全くなる時代であると言えます。

秀吉の大坂城築城と京の都の繁栄振りは回中でも描写されていましたが、この頃には少なくとも近畿や上方では、闘争の血生臭さは既に過去のものとなっていました。

もはや、戦国乱世の情勢は先が見えない闇より払われつつありました。
『甲斐の虎』や『越後の龍』が牙を剥き、戦場を馳せた戦国乱世はこの英雄二人の出現により『どう合戦を勝ち抜き、生き抜くか』ではなく、『どういった外交戦略でお家を残していくか』という、武人としての生き方より外交戦略家としての生き方が重要になっていくからです。大河『天地人』ではさわりのみで終わったこの二人の動向ですが、詳細に見聞すると秀吉と家康がいかに敏腕な戦国大名であるかが良く判ります。

景勝と兼続の主従に立ち塞がり、翻弄するであろう二人の動向には今後も要チェックです。

■福島正則(石原良純)
取り敢えず、全然場の空気が読めていないジャイアンっぷりと、お涼(木村佳乃)に投げ飛ばされて華麗に空を舞ったこの愛すべき髭親父には爆笑された方も多いのではないかと思いますが…このガキ大将がそのまま大きくなってしまった様な傍若ぶり、実は史実での福島正則像をとても上手く表現していたりします(苦笑。

コアな戦国歴史好きの方は、この愛すべき腕白小僧振りをさして『さすが。』(市松(いちまつ)とは、福島正則の名)と拍手喝采を惜しまないのです。三国志演義を御存知の方なら、張飛と言えば察しがつきやすいかもしれません。

 以後、永遠に続く平行線的同類嫌悪をお楽しみ下さい。   (画像は斬競好團螢奪帖三国志正史天舞スピリッツより)

実際は愛宕権現や愛染明王から取ったわけじゃないのに、そんなの関係ねえと声を荒げ、酒に酩酊しては困惑する景勝に遠慮なく宴会遊びを勧め、最後には女性に窘められて逆ギレの挙句中庭に飛翔する姿、スローモーションで滞空する間抜けな姿はまさしく『さすが市松』です(苦笑。

"気に入らない奴が居れば声を上げて怒鳴り、無礼をされれば黙っては居られません。思い通りにならない事、己の意に沿わないことがあれば遠慮なく声を荒げて非難する"という人物は、現代に生きる我々の周囲でもよくよく見かける典型的な厄介者像ではありますが、それは見方を変えれば『自分を偽らない、粉飾することが無い不器用で正な性格。』とも取れるわけで…福島正則という人物の生涯は、まさにその言葉で表現が出来ます。

古い戦国時代と新しい戦国時代が交錯する微妙な時代を生きた、最後の武人と言っても良いでしょう。この不思議な人物、今後も直江兼続とは浅からぬ因縁で繋がっていくことになります。



…と、再開一回目はこの辺で筆を置くとして…明日以降は、大河『天地人』を見るにあたって知っておくとより世界観が理解できる与太話を展開していこうかと思います。

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